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新しい公共って何だ?

千葉市緑区のニュータウンおゆみ野に関わってはや4年。
鎌倉勢には「実在するの?」と言われる体たらく…
いやはや、力不足で面目次第もないでございます。

ふだんはおゆみ野の森で、やっぱりみちくさ食ったりしてるわけですが、
今日は、真面目に千葉県庁主催のワークショップに参加してみた。

P4050002xx.jpg

はい、かぶり気味…
最初県庁のひとから、補助金関係の手続きの説明があって眠い!!眠い!
とはいえ、国庫からのお金なので厳密にせねばならないらしく。
県庁のひとも大変なことであります。
(正直、国はもっと使いやすい形でお金ちょうだいよね…と、思う)

そのあとは、事業の総合アドバイザー的な役をされてる川北さん
の講演とワークショップ。こんなにおおぜいでファシリテーターどないすんのやろと思ったら、各応募者ごとに時間を切って自前でファシリせいと。

あ、ファシリテーション(ファシリテーター)は業界用語で、ワークショップ(※本来的な意味での)の進行役と訳される立場の人のことで、自分の意見は必ずしも言わないでみんなの議論を引き出す役割のこと。

もっというと、「ワークショップ」という名前がとても人口に膾炙しているけども、単に「講座」のことをワークショップと読んでる場合がけっこうある。原義からすれば間違い。(で、みちくさ部も僕が喋る割合のほうが多いのでワークショップというよりは講座、レクチャーです)

じゃ、ワークショップって何ぞや?というと、「一定の作業を伴って、参加者があるテーマについて自分のこととしてとらえられるようになる場」という定義があって。元は、村人がロールプレイング劇をして地域の問題解決を探ろうというのが起源。そこから派生して行政のまちづくりの現場で課題解決の手法とされたり、アートやダンスで一般のひとに表現手法を見つけてもらうのに活用されたりしている。

ま、そういう意味で今日のワークショップは正統的なワークショップに近かったかな。なかなかスパルタ! でも、そうだな、そういう話し合いのトレーニングとしてはいいかも。連合軍組んでるところも多いし。お互いの理解を深めるためによかったと思う。


川北さんは海千山千「うさんくさいおっちゃんだな!」という感じ(失礼…)。話口は軽妙で聴衆をよく掴んでいた。ただ、二言目には「みなさんご存知と思いますが」とつけるのが鼻持ちならなねぇ…と思ったけど、それは同業(?)だからかもしれぬ。って重ねがさね…失礼。つまり、とても上手なファシリテーションだったって褒めたいのでございます。

短く時間を切られたなかで、成果をどうする? スケジュールをどうする? みんなの懸念点は? と挙げていく。時間がないので、「端的にいうと?」という感じになり、未整理な部分があぶり出されていく。思う壺というやつである。うまいなぁ!!

で、僕たちのチーム(こみこん事務局、おゆみ野の森を育てる会、緑区役所)の目的は何ぞや??
「地域の緑を地域の手で維持管理する」
そのためには?

①まずは、当事者が同じテーブルにつく→いろんな団体を集めて円卓会議をする
②地域のおさいふを作る→具体的に収益のあがる事業を作る
③おゆみ野ポータルサイトをつくる→おゆみ野の風通しをよくする


と、だいぶ大風呂敷だけどこれを「緑」を切り口にやろうと。

今風に言うと、「緑」にまつわる資源を明確にして、磨いて、
かつそれで収益を上げるモデルを作る。
それによって4万人都市おゆみ野の資産価値を上げたり、
自立を果たすためのパワーにする。

そんなところかな。だから、プロジェクトの名称は「なんとかかんとか」と長いのを「おゆみ野たから探し」とシンプルにしてみた。ベタだけど。

これはもちろん「たからの庭」が元ネタで、
「隠されているその場所のよいところ」=「たから」を見いだすという点で
だんだん僕のライフワーク的になりつつある。


ニュータウンなので、その「たから」は見えにくくなっている。
遊歩道や、以外とドラマチックな歴史。周辺に残ってる里山の風景、
あと、個性豊かな住人たち(^^)たからはけっこうある。
目立たないだけで。もっとそれを明らかにしていきたい。

ということで、なんとか形にしていきたいプロジェクトであります。






ただ、講演で引っかかったのは、国が目指している新しい概念「新しい公共」。(ほんとはこれ小渕内閣で最初なので新しくもないらしい。)
端的に言うと公共が担っている役割を住民の視点から再編成しようというもので、国が縮小して行く中で必要ってことで政権が変わっても霞ヶ関が進めてる大きな流れなんだ、けども。

すごくこの「新しい公共」で変なのは、「住民の手で」というのは分かった。けども、その基盤となるインフラ、維持管理などのコストがいまどのくらいかかってるのか分からない…どのくらい外国に頼ってるとかあるいは域外の企業にどれくらい頼ってるか。東電やガス会社にはどれくらい頼ってるか? よくわかんない。そういうのを抜きにして「新しい公共」と言ってるのがすでに縦割りって感じで、そりゃあ枝葉末節の課題について「新しい公共」だっつっていろんな産官学市民で組んであれこれそれらしいことはなんぼでもできる。

で、も、それさ、小手先な気がするのよね。現行の制度という屋根の上で、「新しい公共だ、わしょーい」って御神輿担いでるのがまだ今現在。けれども、現行の制度はかなりの深度で金属疲労してる。

てことで、国の「新しい公共」っていう制度は利用させてもらっているけれど、結局のところ、地域単位で現行の行政制度、機構を組み替えるところまでをゴールに含めないと(てか、そこに今までと違った形で市民が参加する)早晩予定されている通り、国がこけたら一緒にこけることになりかねない。

大げさなようだけど、国が傾いてもおゆみ野単独で生存する方向を探らないとヤバいので。

まあ、そういうのを今日本中でやってるんだと思う。日本中でやってくれないと困るのは「自分が住み続ける地域について主体的に関わるべき」という論調で新しい公共が語っているけれど、これは形を変えた日本版社会主義という感じ。住む人を土地に縛り付ける。

 個人的には、どこに住んでも、自分の住んでいる社会について友好的で善隣的なメンバーであるってことのほうが大事だと思う。で、一定のそうした成熟した市民が世界中を行き来して、その場その場でよき社会を組み立てる、という風にして行かないと、本来的な公共は育たない。名前はそれらしいけど、「新しい公共」じたいは、やはり統制的な今の国の都合という感じがする。

で、まあ、国的には、地域に自立してちゃんと税金払ってほしいわけで、こちとらもなるべく自由にやりたいわけで、呉越同舟だけど利害は一致してる。

しくみは利用させていただきながらも、その枠に収まるだけではもったいない!と思うのです。

+++++++++++++++++++++++++++++

☆次回のみちくさ部

4月21日(土)13:30~ プチ和菓子つき。
ショカッサイに、タチツボスミレ、ウラシマソウ。いよいよ春本番!
http://takaranoniwa.com/program/workshop/post-17.html


☆みちくさ部立夏スペシャル☆ 徹底的に、クスノキ

5月3日(木祝)10:30~
アロマテラピスト木田順子さんと清右衛門のコンビ再び。
日本の香る植物を語るのに外せないクスノキをクローズアップ!
http://takaranoniwa.com/program/workshop/post-65.html
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プロフィール

清右衛門

Author:清右衛門
みちくさ部長。北鎌倉たからの庭にて、草木についてのほほんと語る教室をしてます。教室&ワークショップ、ツアーや活動の記録、お知らせや、日々の雑感など。

ほかにも、編集的雑用・野草を生かしたランドスケープデザイン・植物調査・公共サインデザイン・グラフィックも少々やってます。

生態学畑。園生の森、おゆみ野の森でボランティア。
いけばな尚真。たまに俳句。

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