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物語を、これからつくる、よ

おゆみ野の森の定期活動が、先週の2月19日(日)にあった。
>>おゆみ野の森を育てる会活動記録

ついでに、諸先輩方と一緒にいま進めている「緑の輪っか」の打合せも少々。
おゆみ野は都市再生機構が開発したニュータウン。

まだまだ市民どうしのつながりが薄いし、課題はたくさんある。
それをを切り口にしてつながろうという試みだ。
困難だけど、とても楽しみな企みだと思う。未来に向かってる感じがする。

P2199924x.jpg

スダジイのキャノピィ(樹冠)


それにしても、って漠然としてる。
そこからして、さっそく課題というところ。

おゆみ野の森はその、おゆみ野の中でまとまった緑地の一つだ。
ボランティアで関わるようになってから出席頻度は減ってしまったけど、毎月第3日曜日に
定期活動を欠かさない。

この日は、四季の道駅伝と日程が重なったので、ここのところ
森のアイドル(しかもジャニーズ?)として不動の地位を確立しつつある、
ようた君の貸切みたいな感じになったのであった…
ちょっと遅れていったら、四季の道でみんなで駅伝を観ているという(笑)
合流するとちょうど6年生が走り抜けていった。
年々、人数が増えている。若い家族の人口がおおいので、こうした催しはとても盛んで、
スポーツのほうが盛りあがるのは、千葉っぽいのかも。

気が済むまで観たら、四季の道を伝って、大百池公園(おおどいけ、と読む)に移動。
谷津をひとつ仕切って作った溜池で、台地舌もいっちょ含めて公園になってる。
千葉の自然に親しむ会のメンバで、おゆみ野在住のG姉さんがプレゼンター!

P2199931x.jpg

コナラとこころゆくまで戯れたようたパパ(笑)

台地の上には、立派なスダジイやシラカシ、スギがこんもりと森を作っている。
比較的潜在自然植生に近い感じの森。みんな樹が大きい。
植栽のツバキにはヒノキバヤドリギがついてるので、しばしみんな見入る。

池に下って、バードウォッチング。冬場はカモ類が多いからうってつけ。
森も含めてこの日見た鳥…

・ハシビロガモ
・オナガガモ
・オオバン
・バン
・ハクセキレイ
・シジュウカラ
・アオジ
・シロハラ




とくに、バンとオオバン両方が見られるのは大百池のいいところ。
たまに、公園緑地事務所のほうで、池のガマを刈り取っている。

そして、ヤドリギポイントでもある。エノキにちょびちょびついている。
すかさずG姉さん、採集しておいたヤドリギの雌株をとりだす。
果実のねばねば確認! これは大人の方が盛りあがる(笑)

僕はと言えば、ここの大きなハンノキにうっとり。
ハンノキってこんなにきれいなんだなぁ…

P2199933x.jpg

田んぼになる前は、ハンノキが谷津での優占種だったはずで、
その末裔がこの大きなハンノキ。
もっともっとたくさんの仲間がいたのか、などと思うと少し切ない。

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赤い穂が雄花。場所によって穂の長さはいろいろある。ここのは長い印象。
花粉分析をしている恩師曰く、ハンノキの花粉はとても多く、異様に高い数値になるそうだ。
じっさい、論文でハンノキだけ、びょーんと飛び出たグラフをよく見た。


この、赤が美しい。

たっぷり鳥を見たら(僕はハンノキに夢中であんまり見てない(笑)、
森へ戻る。常緑樹が多い大百池を通っていくと、落葉樹が多いのが印象的に見える。

P2199951x.jpg

大百池公園にある、アカガシ。愛してやまない。
ようたパパも、このアカガシのもふもふしたドングリにはまっている。

おゆみ野の森は、イヌシデがほとんどだ。
あとは、コナラ、クヌギ、ゴンズイ、ヤマザクラ、ウワミズザクラといったところ。
貰いものの鳥の巣箱をかけて、ウサギのフンを探して、今日の活動終わり。
ウサギのフンはずいぶん溜めフンがあった。大きいのと小さいの。

親子でなかよく草を食べてたようだ。周りにはスパッと切られた樹の実生が…
だんだん草が減ってきたからかな。もうすぐ春だよ。


P2199923x.jpg


最初に言ったように、おゆみ野は若い家族が多くて、たくさんの子供たちに溢れている。
でも、公園や四季の道はオーバーユースの状態。
単純に手入れが言い悪いというのを越えている。

おゆみ野の周りにある森林も含めて活用していかないと、子供たちに
オーバーユースでいじけた自然ばかりを見せることになってしまう。
その点はとても危惧している。


おゆみ野のウリは、地区をぐるりと一周できる遊歩道だ。
しかし、街路樹の樹勢はよろしくないし、種類もさほど多くない。
花壇があるでもないので、こう、歩いててとくに面白いというものでもない。
造成地の限界というものを見せつけられている。
種の宝庫である表土を失うと、自然は非常にもろい…
どうしても単調な植生になってしまう。

P2199970x.jpg


そして、単調な植生はどうしてもつまらない。

けれども、これほどの距離の遊歩道でオリジナリティのある植栽ができたら、
どんなにか面白いだろう。そのためにも、
いまある緑地や森林の植生をよく見ておくことが大事だと思う。


これからの話になるけど、古代からの遺跡もたくさんある。
もっともっと物語があるはず。そういうものを掘り出して、研ぎ出していくと
いまの、「ただのニュータウン」からもっと素晴らしいまちになるんでないかと思う。

とても、長くてタフな道のりだと思う。
でも、無数にある、産土を失ってしまったニュータウンやそういう
無表情な街々が、なにかそれに当たるものを取り戻すには、
どうしても避けて通れないものだ。どこまでできるか分からないけど、やれるだけやってみよう。

せめて、ようたが大人になるころに、まだ住みたいと思われる街であってほしいな。
たぶん、今はまだぜんぜんダメだけど。
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プロフィール

清右衛門

Author:清右衛門
みちくさ部長。北鎌倉たからの庭にて、草木についてのほほんと語る教室をしてます。教室&ワークショップ、ツアーや活動の記録、お知らせや、日々の雑感など。

ほかにも、編集的雑用・野草を生かしたランドスケープデザイン・植物調査・公共サインデザイン・グラフィックも少々やってます。

生態学畑。園生の森、おゆみ野の森でボランティア。
いけばな尚真。たまに俳句。

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