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from Cape⑥

まだまだホットな、南アフリカ共和国で、漢(おとこ)5人が
花を求めて、ワールドカップはまったく無関係にさまよった記録であります。


《前回のあらすじ》ライオンの頭にとりかかる。美しやシルバーツリー

ほんとうに、シルバーツリーに関しては写真を撮ったことを後悔している。
完全にまったく趣味の領域だけれど、さらにだんだん欲目がないでもないが、
なんていうか、夢のように美しかった。
あの木をあそこまで美しく鍛えた、潮風と山火事に乾杯。かろん。
おっと、飲んでる場合ではない。

シルバーツリー越しに海が見える。大西洋
cape28

大西洋は○○色だったというような記述は
海が比較的苦手な僕はちょいと難しい。
でも、そうだな。東京湾フェリーで眺めた浦賀水道よりは軽く。
瀬戸内海よりは重々しかった。そのときは空にもっぱら心を奪われていた。

谷を挟んで向こう岸のテーブルマウンテンは刻一刻とテーブルクロスを変える。
cape29

そのうち、砂浜と海辺のまちが見えてくる。
シンプルにきれい。ライオン頭はそそり立っているので、
視界がよく通る。
(のちほど、この写真をあーちゃんにメールした)
cape30

おっと花を忘れてた。ここは地味なのが多いのと、ペースが
掴めずミスショットが多し。
カエンキセワタ Leonotis leonurus シソ科
ネットではlion's earなるローカルネームも出てくる。
訳せば、ライオンノミミ…おっこれは、けっこうかわいい。
実物は確かに毛がふさふさしていて、それっぽかった。やはりネコ科!
cape31

途中、満を持してuncle-Cは散策路をはずれて、いよいよNerine
探しに行く。乾燥を好むので、岩がごろごろした崖下を目指す。
あ、そういえば写真は初めてのuncle-C。でかい。身長も、横幅も(笑)
手に持っている図鑑を買ってくるのを忘れた…失敗。
cape32

で、一生懸命崖を登るNaokiさんとAkiさん。
cape33

大冒険とまではいかない。とっかかりが多いので登りやすい。
とはいえ、uncle-Cが教えてくれるのは
「お、これは○○の枯れた奴だ」
「あぁ、これは△△の種が落ちた後だなぁ」
みたいな、日本で冬場にしかたなく植生調査やっているノリ。
この枯れた奴は…うううむ、ホウチャクソウだ!心の目で見ろ!
という、心眼の世界。岩場は散策路と打って変わってからからに
乾いたお休み中の世界。南アは秋。
Nerineや一部の植物を除いて休眠に入る時期だ。

ところで、Akiさんはデジカメでなく、ビデオだった。
老後、悠々自適になったら整理するとかなんとか(笑)
外見が、外見なので、国内であっても相当怪しい。
これでも花屋の店長さんである。
cape34

で、Akiさんがせっせと撮っているのが、
この、ナマコみたいなサボテン系。ただし、トウダイグサ科。
Euphoribia caput-medusae
cape35

種小名にさらっとメデューサが入っている。なるほど。そっくり。
驚くべきことに、ポインセチアと属が同じ。
花で分類するからしょうがないんだけど、強烈な違和感が…


けっきょく、岩場をさまよったものの、お目当てのNerineは見つからず。
まあ、国内のように花が咲きそうだからとひょいひょい日程変えられないよね
と、みんなで慰めあって、とっとと下山することにした。

花好きは登頂せずに引き返すことが多い。えっへん(←いばるな)
従って、想像を絶する苦労をして富士山に登る人の気がしれない。
途中から草木一本ないからだ。もちろん、眺めは最高だとは思えども…
草木がないのはどうもね。花好きはかくも強欲なのである。

下りながら、相変わらず地味な雑草の写真をちまちまと撮る。至福。
Aspalanthus cephalotes 渋い色だ。トップモデルの普段着といった感じ。
角のような果実もおもしろい。マメ科
cape35

Struthiola striata これも不思議。
縄のような軸から星型の花がぽちぽちあらわれる。ジンチョウゲ科
cape36

Oxalis polyphylla さいきん日本でもたくさん売っている球根オキザリスの一種。
地面は干からびているのに、よく生えてくるもんだ…じめじめの庭に植えてごめんね。カタバミ科
cape37

Salvia chamaelaeagnea サルビア。ハーブのセージといった方がいいかな。
べとべとっとして、もじゃもじゃいっぱい咲いていた。色はあっさり系で好み♪ シソ科
cape38

こんな感じで、ちょっと地味な花が多かった。
これでも、派手なのをチョイスしておるのです(汗)
ライオン頭の植物たちはひたすら乾燥に耐えている感じ。
この状態に雨が降ったら…その比喩的な歓喜の感覚を
想像するとなんだかどきどきする。それくらい乾ききっているのだ。

ところで、この日はあちこち行くので、まだまだ終わらない。
まだまだ午前中。
次はいよいよ、世界的に有名な植物園、Kirsteinbosch
行くので、ずーっとからからで地味な花じゃなくなる予定。ほっ。
でも、この、ほっのように、僕らが思っていることって実は全て、
uncle-Cの巧みな、実に巧みなスケジューリングの賜物なのだ。
そのことを、僕らは何度も思い知らされることになる。

おしまいに、小火器? のような山火事注意(笑)
cape39


つづく
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プロフィール

清右衛門

Author:清右衛門
みちくさ部長。北鎌倉たからの庭にて、草木についてのほほんと語る教室をしてます。教室&ワークショップ、ツアーや活動の記録、お知らせや、日々の雑感など。

ほかにも、編集的雑用・野草を生かしたランドスケープデザイン・植物調査・公共サインデザイン・グラフィックも少々やってます。

生態学畑。園生の森、おゆみ野の森でボランティア。
いけばな尚真。たまに俳句。

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