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from Cape⑤

これはこないだまではホットだった、南アフリカ共和国で、漢(おとこ)5人が
花を求めて、ワールドカップはまったく無関係にさまよった記録であります。

《前回までの》犬、走る。わたしは眠すぎる。

冒頭、いきなり時間がもどり、なんとなくおもしろかった
ケープタウン空港での光景。Kenさんと光ってる地下道。
cape17

さて、一晩寝たら長旅の疲れもすっかり、とは行かない三十路達。
ついこないだまでは、唯一の20代を謳歌していた僕ももはやその例外ではない。
とはいえ、いよいよ植物三昧の日々が始まるのである。
テンションウナギ昇りのNaokiさん↓
cape18

においをかいでいるのはミカン科のゲッキツ Murraya paniculata var. paniculata と思われ、
いきなり、東南アジアから中国に分布する栽培植物だったりする…
南アフリカの都市部はマイルドな気候で園芸をするには申し分のない環境のようだ。
旧宗主国のイギリスと同様、ガーデニングに力が入った家々や、でっかいガーデンセンターを
見かけることができた。やはり日本よりかは気合いの入った家が多い…。本場というやつだ。



cape19

さて、uncle-Cに「今日は山登りだぞ、坊主ども」と言われて、
気合いを入れつつ車で移動。テーブルマウンテンには
“テーブルクロス”と呼ばれる雲がかかる。明るさが尋常でない(汗)
テーブルマウンテンから谷を挟んで反対側にある、Lion's Headという山に登るのだ。

この旅の、隠れた(?)テーマは、ヒガンバナ科を究めるというものなのだが、
(今さらね。すごく…でも、究めるってどうやって?)
僕はおもしろければヒガンバナ科だろうが、イネ科だろうが贅沢は言わない(笑)
Naokiさんはヒガンバナ科の切り花生産をしているので、
なんと言っても第一義はヒガンバナ科だ。uncle-Cいわく、
Lion's Headには、ヒガンバナ科のNerine sarniensisがあるかもしれない、とのこと。
これこそ、日本でダイアモンド・リリーと呼ばれているきらきらした花の原種なのだが…
http://homepage3.nifty.com/cyclamen/nib/species/sarniensis/index.html

cape20

ひとまず、登り始める。道は日本の山に比べれば実に楽ちん。
山容は、上の方がかくかくしていて、テーブルマウンテンを小分けにした感じ。
ロッククライミングしたらおもしろそう。もちろん、そこまでの腕は、ない。
空に向かって咆哮するライオンの頭に見えると言えば見える。いいネーミング。
登頂が目的でもなし(笑)赤茶けた道をてれてれ登りつつ、僕は僕で
ほかの4人は4人で、知らない植物ばかりで(当たり前だわな)とてもとても
忙しい。ごらんのとおり、乾燥している。
で、基本的に乾燥してない環境はほぼあらわれないので、
日本の湿気が大嫌いな僕としては極めて快適な環境でありつづけた。
きっと、お肌には良くなかろう…

cape21

そこらじゅうに、山火事で焦げた木の残骸がある。
山火事があるために、木はせいぜい5mくらいしかない。

cape22

燃える前には、シルバーツリーLeucadendron argenteumという、白銀色の美しい木が生えていたのだ。

cape22

けっきょく、このLion's Head以外ではこんなにまとまった群落は
見られなかった。山火事はいつでもどこでもあり、植生に変化を与え続ける。
とにかく、この銀色の奇妙な木が作る風景は、同じ地球とは思えない…
(そして、アフリカっぽいという安っちい修辞もさわやかに拒絶する)
美しかった。そして、写真を撮ってしまったことを後悔すらしている。
ま、それは仕方ない。図鑑によれば、ケープ半島にしか自生がない固有種のようだ。
プロテア科だが、花も白銀色。この木だけで作った庭園を夢想してみる。
悪くない。

cape23

cape24

みちみち出てくる植物はとりあえずその時には、科ぐらいしか当たりがつかない…
持ち帰った図鑑を見ながらぽつぽつ挙げていくことにする。

Trichocephalus stipularis クロウメモドキ科 星型の花が上品。開花すると紫なのもニクイ
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Pennisetum 日本で言うチカラシバの仲間。図鑑には載ってないのは、南ア人的には、こりゃグラスで、
フラワーではないということらしい。感覚の違いっす。そのわりにカヤツリグサ科は載ってるのはなぜ?
オーナメンタルグラスとして徐々に日本でも増えてきているグループ。伊勢丹にも多い。
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Erepsia anceps ハマミズナ科。マツバギクなどの類。ねじれた花弁がおもしろい。
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だいぶ長くなったので続く。引き続きLion's Headを探検します。
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プロフィール

清右衛門

Author:清右衛門
みちくさ部長。北鎌倉たからの庭にて、草木についてのほほんと語る教室をしてます。教室&ワークショップ、ツアーや活動の記録、お知らせや、日々の雑感など。

ほかにも、編集的雑用・野草を生かしたランドスケープデザイン・植物調査・公共サインデザイン・グラフィックも少々やってます。

生態学畑。園生の森、おゆみ野の森でボランティア。
いけばな尚真。たまに俳句。

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