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飛ぶためのバネ

昨日のおゆみ野は、オオムラサキの放蝶。

世間には、サケやアユやイワナの放流が溢れているけれど、
水系ごとの遺伝子を無視した放流が護岸工事や砂防ダムでは
なし得なかった偉大な(?)遺伝子汚染を引き起こした(ように思う)

こうした教条主義的な、大人の自己満足に過ぎない「放流」は
なくなりはしないけれど、可能ならやめてほしいもの。

オオムラサキも同様に地域変異が相当あるそうだが、
今回放した個体群は、みな大宮台で採集された集団なので、いちおう合格。
(合否を判定する資格は誰にもない。理系の良心とでもいうかっ(汗))

すでにその種がいるのなら汚染になってしまうけれど、
都市化の挙句、壊滅してしまった地域ではそう固いことも言っていられない。

講師のSさんはそのへんのバランス感覚が素晴らしかった。
「成虫の餌になる、樹液の出るクヌギ・コナラはこの森にはないね?」
「だから、放してもここに残ってくれないと思うよ」
と、ちゃんと子供たちに釘を刺していた。

今回の成虫は、卵を産ませて、
あとは余生という、言わば老い先短い個体だ。
あわよくば、さらに交尾して卵を産んでくれるかもしれない。
ただ、あくまであわよくば…

通常の自己満足放流は、あたかも自分たちがいいことをしたかのように
(本質を無視してでも)お話を作ろうとする。
その点、シンプルに、「オオムラサキってきれいだべ? 強いべ?」という
SMAP中居君のノリがいちばんまっとうだと思う。
Sさんは、いかに自分が虫にハマっているか、若干自虐的に(笑)話してくれた。
大人が大好きな正義や道徳のお話は、結局のところ、ちっとも役に立たない。
役に立つのはこういう、正直なところの話だ。

幼虫。きゅ、キュート…
oomurasaki1

成虫に見入る皆の集。誰もかれも目が輝いていた。
ごたごたとした、理屈はいらないよなぁ。
oomurasaki2

大人げなく、子供たちの後ろに並んで、成虫を両手で包むように持ってみた。
まったく、成虫にしてみたら迷惑な話だよなぁ。
それにしても、とんでもない、はばたく力だ…持っていると、ミニ四駆が
手の中でごそごそやってるみたいな錯覚に陥った。古い(笑)
蝶なのに…固定観念。文字通り、ハネでぶん殴られたような感じ

oomurasaki3



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プロフィール

清右衛門

Author:清右衛門
みちくさ部長。北鎌倉たからの庭にて、草木についてのほほんと語る教室をしてます。教室&ワークショップ、ツアーや活動の記録、お知らせや、日々の雑感など。

ほかにも、編集的雑用・野草を生かしたランドスケープデザイン・植物調査・公共サインデザイン・グラフィックも少々やってます。

生態学畑。園生の森、おゆみ野の森でボランティア。
いけばな尚真。たまに俳句。

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